世界のコーヒー産地 ブラジル
ブラジル連邦共和国
首都:ブラジリア
★カップ・オブ・エクセレンス開催国
通称ブラジルは、南アメリカに位置する連邦共和制国家です。 南米大陸で最大の面積を誇り、チリとエクアドル以外の全ての南米諸国と国境を接しています。アメリカ合衆国よりは小さいものの、日本の約22.5倍、世界第5位の国土面積を持っています。
南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国であり、同時に世界最大のポルトガル語使用人口を擁する国でもあります。また、ラテンアメリカ最大の経済規模であり、同時に世界で7番目の経済規模でもあります。
ブラジルは全体的に低緯度(北部は赤道直下)で、尚且つ海流等の影響もあり気候は大変温暖です。
ブラジルのコーヒーについて
コーヒーの生産量は世界一を誇っています。その栽培は、主に南のブラジル高地と呼ばれる地域で行われています。ブラジルには約200万ヘクタールのコーヒー栽培面積があり、その栽培面積は縮小傾向ではありますが1ヘクタールあたりの収量は品種改良や農業技術の向上によって上がっています。
小規模コーヒー農園は「ミニフンディア」と呼ばれ、大農園は「ファゼンダ」と呼ばれています。ファゼンダでは収穫、精選で機械が利用されています。コーヒーの主な開花期は10月~12月で、収穫は5月~8月にかけて行われます。
精選方法は主にナチュラルプロセス。輸出規格はスクリーンサイズ(コーヒー生豆の大きさ)と欠点豆の多さによって9段階に分けられています。
ブラジルなどの南米系のコーヒーは、甘みを伴った柔らかな苦みや適度な酸味が特長であると言われています。